JAGDA知財権セミナー[福岡編]
21世紀を迎えて四半世紀、膨大な量の著作物が多様なプラットフォームで境界を超えて流通するようになりました。表現の可能性が大きく広がる反面、著作物が作者の手を離れ、“思いもかけない”事故や問題が起こることも少なくありません。本セミナーでは、知的財産権に詳しい弁護士を迎え、デザイナーやイラストレーターはもちろん、著作物に関わることの多い企業や行政のみなさんに「知的財産権」についての学びを通じて“著作物”への理解を深めていただきます。
●開催概要
日 時:2025年2月15日(土)14:00-17:00(受付13:30)
会 場:専門学校日本デザイナー学院 九州校 福岡市博多区博多駅前4-18-6
参加費:無料(懇親会5,000円)
お申込:Peatixよりお申し込みください。
定 員:100名
登壇者:前原一輝(弁護士)、茂村巨利(グラフィックデザイナー)、竹中俊裕(イラストレーター)、本田一光(株式会社ワールドグローブ)
ファシリテーター:藤崎知子(JAGDA創作保全委員長)、味岡伸太郎(同副委員長)
主 催:公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)福岡地区+創作保全委員会
協 力:専門学校日本デザイナー学院 九州校
後 援:福岡県産業デザイン協議会、特定非営利活動法人FUKUOKAデザインリーグ、一般社団法人九州アートディレクターズクラブ
●プログラム
第1部
14:00-15:00「知的財産権講座 基礎編」講師:前原一輝/ファシリテーター:藤崎知子
第2部
15:00-15:30「デザイン事例編 “あなたのデザインも訴訟の対象になるかもしれない。”」講師:茂村巨利
15:30-17:00「パネルディスカッション・Q&A」登壇者:前原一輝、茂村巨利、竹中俊裕、本田一光/ファシリテーター:藤崎知子、味岡伸太郎
懇親会
18:00-20:00 *懇親会のみの参加も可(会場:萬漁箱/参加費:5,000円)
●登壇者プロフィール
前原一輝(まえはら・いっき)
弁護士
1983年生まれ。2006年、東京大学法学部卒業。2009年、山梨学院大学法科大学院卒業。2011年、弁護士登録。2012年より麴町パートナーズに所属し、同事務所において多数の著作権事件(出版、映画、スマホゲーム、その他)に関わった。近年は、インターネット上の著作権問題も多く扱っている。また、YouTubeで著作権に関する動画を配信している(チャンネル名「弁護士前原一輝の著作権講座」)。2023年5月からは高樹町法律事務所にて主に著作権法に関する業務を行っている。
茂村巨利 (しげむら・なおとし)
グラフィックデザイナー
1969年福岡県生まれ。九州産業大学デザイン科卒。山口至剛氏に師事し、茂村巨利デザイン事務所を設立。タイポグラフィを基盤にコミュニケーションデザインを展開。主な賞歴に、全国カレンダー展[文部科学大臣賞]、広告電通賞[九州地区優秀賞]、造本装幀コンクール[読者推進運動協議会賞]、世界水泳選手権おもてなしロゴ[最優秀事業者]、日本タイポグラフィ年鑑[グランプリ]。九州ADC会員。NPO法人 日本タイポグラフィ協会・理事。
竹中俊裕 (たけなか・としひろ)
イラストレーター
1962年北九州市小倉生まれ。1983年に九州造形短期大学を卒業し、西島伊三雄氏に師事。2004年「たけなかアトリエ」を設立。水彩画や墨絵を得意とし、懐かしさを感じる童画が人気。カレンダーや絵本、書籍挿絵、日本の食や風景、行事のイラストを水彩や墨絵で制作。また、偉人の伝記や歴史物語の動画の原画も手がける。アジア太平洋博覧会愛称『よかトピア』の名付け親。ハートビル法シンボルマークの作者。
本田一光 (ほんだ・かずひこ)
株式会社ワールドグローブ 代表取締役
1967年久留米市生まれ。高校2年生の時に、アルゼンチンに1年間留学。1年遅れて高校卒業後、大学でスペイン語を専攻。在学中にスペインレストランをオープン。社会人1日目からスペインのワイナリーで1月半程働き帰国。家業の軍手製造業の縁で、久留米市の作業用手袋メーカーに勤務。欧米アジアでの海外展開を進める。2007年退職し、株式会社ワールドグローブを設立。コラーゲンを配合した特殊繊維を編んだ保湿手袋や5本指ソックスの研究開発販売を行う。
藤崎知子(ふじさき・ともこ)
グラフィックデザイナー
1962年横浜市生まれ。旅行会社のハウスエージェントでのアートディレクターを経て2004年に独立。装丁・編集デザインや、企業の季刊誌、ロゴマークなどを手掛けながら、JAGDA創作保全委員、日本美術著作権連合副理事長として、著作者の権利を守るための活動を行っている。JAGDA創作保全委員としては、2016年から全国各地の知財権セミナー全てに携わる。また中小企業相談の一環として、東京都北区においてデザイン相談員も担当している。JAGDA創作保全委員会・委員長。
味岡伸太郎(あじおか・しんたろう)
グラフィックデザイナー
1949年愛知県豊橋市生まれ。1984年、かな書体「小町」「良寛」をデザイン。2001年、新しい書体創りのデザイングループFONT1000を結成。これまでに、仮名書体を中心に、約130書体を制作。2002年、地域文化を記録する出版社「春夏秋冬叢書」を設立。自作のタイプフェイスとその関連書体で、全てのタイポグラフィ、グラフィックデザインを制作。並行して建築のデザインを手掛ける。また、国内外のギャラリー、美術館で現代美術作品を発表。東京TDC会員。JAGDA創作保全委員会・副委員長。