年鑑『Graphic Design in Japan 2024』[9.24更新]
アジア最大級のデザイン団体、日本グラフィックデザイン協会が、1981年より発行を続ける年鑑『Graphic Design in Japan』。毎年、厳正な選考を通過した作品・仕事(総図版数1,000点以上)を紹介しています。また、全出品作品の中から、最も優れた作品とその制作者に贈られる「亀倉雄策賞」、特に優れた作品に贈られる「JAGDA賞」、今後の活躍が期待できる、有望な若手グラフィックデザイナーに贈られる「JAGDA新人賞」を今年も選出。世界でも評価の高い日本のグラフィックデザインの現在を伝えつつ、データベース性も持たせた、実用性の高いデザイン年鑑です。
7月31日、2024版を発行いたしました(全国書店、直販店、ネットストア等で発売)。また、発行に合わせ、年鑑作品展「日本のグラフィックデザイン2024」を、7月1日(月)〜8月25日(日)の間、東京ミッドタウン・デザインハブにて開催中です。あわせてご高覧ください。
掲載作品
第26回亀倉雄策賞/JAGDA賞2024/新人賞2024/ポスター/CI・VI・シンボル・ロゴ・タイプフェイス/新聞広告・雑誌広告/ジェネラルグラフィック/デジタルメディア/映像/パッケージ/環境・空間/ブック・エディトリアル/複合
JAGDA初代会長を務めた故・亀倉雄策氏の功績を称え、グラフィックデザインのさらなる発展を目指し設立された「亀倉雄策賞」。『Graphic Design In Japan』出品作品の中から最も優れた作品に贈られます。26回目の今回は、北川一成氏による「KAMIZU」が受賞。
「KAMIZU(かみづ)」は、八百万の神などをモチーフとした様々なキャラクターによる各種アイテムやイベント展開などを通じて、日本文化の持つ精神性や価値、思想などを広く伝えていくアートプロジェクト。京都、神戸、東京を中心に、神社や老舗などとのコラボレーションを通じ、様々に展開されています。独特のデザインで1990年代から後進デザイナーに多くの影響を与えてきた北川氏による、常識を覆すディレクションと突出した造形力が高く評価されました。
各年度の優れたグラフィックデザインを表彰・記録していくことを、JAGDAの重要な活動の1つととらえ、2008年より「JAGDA賞」を創設。各カテゴリーの高得票作品の中から、毎年数作品を選出します。今年はポスター「第1回 BUG Art Award」、ロゴ「LIVVERA」、新聞広告「ユニクロ 母の日・父の日」、ジェネラルグラフィック「6月のりんご」、デジタルメディア「脳波書」、映像「cup / horse / bottle」、パッケージ「(ふつうの)マヨネーズと(ふつうの)ケチャップ」、環境・空間「Make The Future Better Than Today」、ブック「TANAAMI!! AKATSUKA!! / That’s All Right!!」、複合「KAMIZU」の10作品が受賞。
これからのデザイン界を担う優秀な若手デザイナーに贈られるJAGDA新人賞。1983年の設立以来、第一線で活躍する数多くのデザイナーを輩出しています。42回目となる今回は、対象会員139名の中から激戦を制して、坂本俊太、岡崎真理子、山口崇多の3氏が受賞。
This One!
選考委員が、出品作品の中から最も興味を持った作品1点に、自由にコメントを寄せる「This One!」。JAGDA賞とも新人賞とも違った、選考委員1人1人の視点による選出です。
会員名簿
日本全国のJAGDA全会員の都道府県別連絡先データ。
書籍情報
発行:2024年7月
体裁:A4変型(天地280mm×210mm)/468頁/カラー/上製本/ケース入
編集長:中村至男
ブックデザイン:関本明子
選考委員:
青木克憲、浅葉克己、井上嗣也、井上庸子、色部義昭、上西祐理、植原亮輔、えぐちりか、大貫卓也、岡崎智弘、柿木原政広、葛西薫、菊地敦己、左合ひとみ、佐藤卓、澁谷克彦、新村則人、関本明子、高田唯、田中良治、永井一史、永井裕明、中村至男、服部一成、原研哉、松永真、三澤遥、水野学、渡邉良重 以上29名
一般:16,500円 (税込/送料別途)
会員・フレンド:13,750円(税込/送料サービス)
販売に関するお問合せ
(株)六耀社
Tel 03-6426-0131 books@rikuyosha.co.jp
*全国書店、直販店、ネットストアでお求めいただけます
※会員およびフレンドメンバー価格でご購入の際は、JAGDA事務局までお問合せください。
Tel 03-5770-7509 annual@jagda.or.jp
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