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ヒロシマ・アピールズ 1985
1985.8.6
制作コメント
「平和」を1枚のポスターに託することの難しさは、今日の宇宙戦争のみならず、食料危機という現実など人間の幸せの基本的な問題の複雑さにあると思います。
ポスターという歴史の中での今日的な「発言」とJAGDAが提案する平和ポスターの第3弾という視点から、地球人が地球人にしてはいけない行為、その一つの事を強調するという発想からデザインを進めた作品です。
制作にあたっては、第1作、第2作とは出来るだけイメージを変えようとつとめました。
「ヒロシマ・アピールズ」ポスターとは
公益社団法人日本グラフィクデザイナー協会(JAGDA)と財団法人広島国際文化財団が1983年、言葉を超えて「ヒロシマの心」を訴えるポスターを共同制作、内外に平和を呼びかけるキャンペーンの構想を発表。同年に第1回作品として、当時JAGDA会長だった故亀倉雄策氏の「燃え落ちる蝶」が発表され、その後8年間、毎年1点ずつ新しいポスターが制作されました。
サイズ:B1(728 x 1,030 mm)