年鑑『Graphic Design in Japan 2018』
アジア最大級のデザイン団体、日本グラフィックデザイナー協会が、1981年より発行を続ける年鑑『Graphic Design In Japan』。毎年、厳正な選考を通過した約600作品(1,500図版)を紹介しています。また、全出品作品の中から、最も優れた作品とその制作者に贈られる「亀倉雄策賞」、特に優れた作品に贈られる「JAGDA賞」、今後の活躍が期待できる、有望な若手グラフィックデザイナーに贈られる「JAGDA新人賞」を今年も選出。世界でも評価の高い日本のグラフィックデザインの現在を伝えつつ、データベース性も持たせた、実用性の高いデザイン年鑑です。
掲載作品
第20回亀倉雄策賞/JAGDA賞2018/新人賞2018/ポスター/ジェネラルグラフィック/CI・VI・シンボル・ロゴ・タイプフェイス/ブック・エディトリアル/パッケージ/新聞広告・雑誌広告/環境・空間/インタラクティブデザイン/映像/複合
第20回亀倉雄策賞
JAGDA初代会長を務めた故・亀倉雄策氏の功績を称え、グラフィックデザインのさらなる発展を目指し設立された「亀倉雄策賞」。『Graphic Design In Japan』出品作品の中から最も優れた作品に贈られます。20回目の今回は、中村至男氏の個展の告知・出品ポスター「中村至男展」が受賞。選考会においては「テクノロジー寄りのものではなく、非常に人間的な、ナイーブさを持つ“新しさ”がある」「中村至男的ともいうべき世界観が根底にあり、独特な“ものの見方”のおもしろさが、多くの人達の共感を得ているように思う」「グラフィックの新しい鉱脈を探り当てた」と高く評価されました。
JAGDA賞2018
各年度の優れたグラフィックデザインを表彰・記録していくことを、JAGDAの重要な活動の1つととらえ、2008年より「JAGDA賞」を創設。各カテゴリーの高得票作品の中から、毎年数作品を選出します。今年はポスター「LIFE」、ジェネラルグラフィック「PERSPECTIVE DESK NOTE」、VI「高松市美術館」、ブック・エディトリアル「WANOBI」、パッケージ「ON THE ROAD / SHE CAME TO STAY」、雑誌広告「dansko」、環境・空間「mt ex」、インタラクティブデザイン「Boxx」、映像「ANIMA OF ONOMATOPOEIA」、複合「デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法」の10作品が受賞。
JAGDA新人賞2018
これからのデザイン界を担う優秀な若手デザイナーに贈られるJAGDA新人賞。1983年の設立以来、第一線で活躍する数多くのデザイナーを輩出しています。36回目となる今回は、対象会員152名の中から激戦を制して、花原正基、金井あき、福澤卓馬の3氏が受賞。
This One!
選考委員が、出品作品の中から最も興味を持った作品1点に、自由にコメントを寄せる「This One!」。JAGDA賞とも新人賞とも違った、選考委員1人1人の視点による選出です。
会員名簿
日本全国のJAGDA全会員の都道府県別連絡先データ。
特集ページ・その他
・寄稿「現代版〈魔法の杖〉の圧倒的な効率性と 個人が多くの顔を併せ持つ時代と」臼田捷治(デザインジャーナリスト)
・特集「2018 私の一点 − 726名の自選作」
・JAGDA学生グランプリ2017受賞作品
・2017年度JAGDA活動記録
体裁:A4変型(天地280mm×210mm)/488頁/カラー
編集長:林 規章
ブックデザイン:田部井美奈
本体価格:15,000円 +税
※好評につき完売いたしました。