JAGDA JAGDA

JP / EN
TOPICS

JAGDA新人賞2012:選考経緯・展覧会情報

2012.12.12

受賞者 :池澤 樹・小野勇介・高谷 廉/以上3名(50音順)

作品発表:年鑑『Graphic Design in Japan 2012』(2012年6月25日(月)発行/六耀社刊/定価15,750円)
授賞式 :2012年6月9日(土)富山市・富山国際会議場〈2012年度JAGDA通常総会会場にて〉



展覧会 :JAGDA新人賞2012 池澤樹・小野勇介・髙谷廉

2012年6月5日(火)~ 29日(金) 東京・クリエイションギャラリーG8 詳細
2012年7月9日(月)~19日(木) 大阪・平和紙業 PAPER VOICE OSAKA 詳細
2012年9月28日(金)~10月14日(日) 滋賀・成安造形大学 ギャラリーアートサイト 詳細
2012年10月18日(木)~28日(日) 新潟・新潟県立近代美術館 2Fギャラリー 詳細
2013年2月27日(水)〜3月4日(月) 愛知・国際デザインセンター・デザインギャラリー 詳細
2013年3月30日(土)〜4月3日(水) 宮城・能–BOX 詳細

選考経緯:

・年鑑『Graphic Design in Japan 2012』に出品した、新人賞対象者210名(2011年10月31日付で39歳以下のJAGDA会員)のうち、各カテゴリー選考(28票満票)において「22票以上得票の作品が1作」または「16票以上得票の作品が2作以上」の条件にかなう出品者21組23名をノミネートとした。
(注:インタラクティブデザインおよび映像については5票満票のため、出品数の最も多いポスターを基準カテゴリーとし、各得票スコアをコンピュータで補正したスコアを使用)

・ノミネート会員は次の通り。
荒井康豪・池澤 樹・上田 亮・大原健一郎・小野勇介・カイシトモヤ・喜多昭夫・窪田 新・白井陽平・新保慶太/新保美沙子・高谷 廉・竹内佐織・花原まさき・平野篤史・松本健一・松本幸二・宮内賢治・宮田裕美詠・目時綾子・山本ヒロキ・渡部智宏/平綿久晃(以上21組23名/50音順)

・ノミネート会員の全入選作品を会員ごとにまとめ、一般グラフィック選考委員28名がひとり5票までの投票権を持って、用紙記入方式で1次投票を行った(全票投票の義務なし/出品会員名は非表示)。その結果、8票以上を取った上位9名(高谷=17票・小野=16票・池澤=13票・白井=12票・宮内=10票・花原=9票・喜多=8票・窪田=8票・宮田=8票)を最終候補とすることで意見が一致した。
・ここで「出品作品が全体的に似た傾向がある」「新人賞に値する対象者が少ない」という意見が出され、選考方法について討議が行われた。その結果、9名を候補に、ひとり3票までの投票権を持って、それぞれ1位~3位の順に出品者番号を記入し、1位=3ポイント、2位=2ポイント、3位=1ポイントの計算で、用紙記入方式で2次投票を行った。ただし、1次投票同様、全票投票の義務はないこととした(出品会員名は非表示)。 上位得票は、高谷(38ポイント/17票)、小野(36ポイント/16票)、宮田(17ポイント/11票)、池澤(16ポイント/8票)、白井(14ポイント/5票)、という結果となった。
・2位以上と3位以下で、ポイント数/投票者数が倍以上離れていることから、決を採った結果、26名の賛成により、まず上位2名を新人賞として決定した。
・続いて、「3名以内を選出」というルールに基づき、もう1名をどう選出するかについての検討を行った。それぞれに意見が述べられ、「議論をした上で2次投票を行い、得票数が倍以上違う結果となったため、上位2名の授賞のみとしてはどうか。JAGDAはそういった批評性を持つべき団体でもある」「3名の枠はあるため、対象者である若手デザイナー、またJAGDAおよびデザイン界の将来を見据えて、積極的に授賞していくべき」という大きく2つに意見が分かれた。その上で、決を採った結果、16名の賛成により、3位~5位の3名から、残り1名を選出することとなった。
・3位〜5位の3名を候補に、ひとり1票の投票権(全員投票)をもって、決戦投票を行い、池澤=11票・宮田=10票・白井=7票、という結果となった。
・上位の経緯により、最終的に、高谷、小野、池澤の3氏を「JAGDA新人賞2012」とすることを決定した。

・年鑑選考会全体の情報はこちら