Graphic Design in Japan 2017
アジア最大級のデザイン団体、日本グラフィックデザイナー協会が、1981年より発行を続ける年鑑『Graphic Design In Japan』。毎年、厳正な選考を通過した約600作品(1,500図版)を紹介しています。また、全出品作品の中から、最も優れた作品とその制作者に贈られる「亀倉雄策賞」、特に優れた作品に贈られる「JAGDA賞」、今後の活躍が期待できる、有望な若手グラフィックデザイナーに贈られる「JAGDA新人賞」を今年も選出。世界でも評価の高い日本のグラフィックデザインの現在を伝えつつ、データベース性も持たせた、実用性の高いデザイン年鑑です。
掲載作品
第19回亀倉雄策賞/JAGDA賞2017/新人賞2017/ポスター/ジェネラルグラフィック/CI・VI・シンボル・ロゴ・タイプフェイス/ブック・エディトリアル/パッケージ/新聞広告・雑誌広告/環境・空間/インタラクティブデザイン/映像/複合
第19回亀倉雄策賞
JAGDA初代会長を務めた故・亀倉雄策氏の功績を称え、グラフィックデザインのさらなる発展を目指し設立された「亀倉雄策賞」。『Graphic Design In Japan』出品作品の中から最も優れた作品に贈られます。19回目の今回は、渡邉良重氏の洋菓子のパッケージデザイン「AUDREY」が受賞。選考会においては「渡邉氏はイラストレーションを主体にしたデザインを長く手がけてきているが、かつての“個”の表現から、近年、時代を象徴するデザイン表現に変わってきている」「文字の入れ方なども含め余白の白が印象的で、商品ブランドの一層の世界観を引き出している」と高く評価されました。
JAGDA賞2017
各年度の優れたグラフィックデザインを表彰・記録していくことを、JAGDAの重要な活動の1つととらえ、2008年より「JAGDA賞」を創設。各カテゴリーの高得票作品の中から、毎年数作品を選出します。今年はポスター「NUDIST」、ジェネラルグラフィック「サントリーの愛鳥活動 -未来への糸- Line of life Project」、CI「POLA」、ブック・エディトリアル「薔薇刑」、パッケージ「AUDREY」、新聞広告「死ぬときぐらい好きにさせてよ」、環境・空間「mt ex」、インタラクティブデザイン「トーマス・ルフ展」、映像「春風のいたずら」、複合「TORAYA CAFÉ・AN STAND」の10作品が受賞。
JAGDA新人賞2017
これからのデザイン界を担う優秀な若手デザイナーに贈られるJAGDA新人賞。1983年の設立以来、第一線で活躍する数多くのデザイナーを輩出しています。35回目となる今回は、対象会員145名の中から激戦を制して、三澤遥、八木義博、玉置太一の3氏が受賞。
This One!
選考委員が、出品作品の中から最も興味を持った作品1点に、自由にコメントを寄せる「This One!」。JAGDA賞とも新人賞とも違った、選考委員1人1人の視点による選出です。
会員名簿
日本全国のJAGDA全会員の都道府県別連絡先データ。
特集ページ・その他
・寄稿『「旗」を集める』 穂村 弘(歌人)
・特集「マイ・ベスト・ロゴ − 796名の自選作」
・JAGDA学生グランプリ2016受賞作品
・2016年度JAGDA活動記録
体裁:A4変形
(天地280mm×210mm)/496頁/カラー
編集長:林 規章
ブックデザイン:高田 唯
本体価格:15,000円 +税
※好評につき完売いたしました。