第12回亀倉雄策賞
受賞作品:住宅メーカーのデザイン思想のポスター「ミサワ デザイン2009 バウハウス」(cl:ミサワホーム)
受賞者 :浅葉克己(Katsumi Asaba)
作品発表:年鑑『Graphic Design in Japan 2010』(2010年6月発行予定/六耀社刊/予価15,750円)
授賞式 :2010年2月22日(月) 東京・クリエイションギャラリーG8
展覧会 :第12回亀倉雄策賞受賞記念 デザイン維新だ。浅葉克己展。
2010年2月22日(月)〜3月26日(金) 東京・クリエイションギャラリーG8
2010年10月23日(土)〜31日(日) 新潟・新潟県立近代美術館
*関連展示
2010年9月10日(金)~11月28日(日)「亀倉雄策の世界」
2010年9月21日(火)~10月8日(金)「Library 亀倉雄策の本棚から」
選考経緯
1. 第1次選考(2009年11月-12月)
・年鑑『Graphic Design in Japan 2010』選考会において、1次予選を通過した2,776作品の応募作品を対象に、26名の選考委員が候補作品を選出。
・年鑑の選考で高得票(入選ボーダー票数がカテゴリーによって異なるため、出品数の最も多いポスターを基準カテゴリーとしてコンピュータで補正したスコアを使用。補正スコア9.1票以上が対象)を獲得した35作品の中から、選考ルールに従って過去の受賞者7名(植原亮輔、佐藤可士和、佐藤 卓、仲條正義、服部一成、原 研哉、松永 真)の12作品を対象外とし、残る18名(17組)の23作品の中から、各人(各組)1作品、合計17作品を候補として選出した。
2. 最終選考(2009年12月15日)
・全17作品を対象に、10名の選考委員がひとり3票の投票権を持ち、無記名投票を行った。投票を行うにあたり、過去の受賞者(植原亮輔氏)が連名出品者となっている作品を候補に残してよいかどうかを諮ったが、投票結果を見てから判断することとして、そのまま残した。
・その結果、10票(満票)を獲得した浅葉克己氏のポスター「ミサワ デザイン2009 バウハウス」を推挙する声が上がり、満場一致で亀倉雄策賞の授与を決定した。
・当該作品は、ミサワホームのデザイン思想を描いたポスターであるが、そのテーマ性、表現力ともに、本賞にふさわしいと評価された。
*最終選考委員会メンバー
・亀倉雄策賞運営委員=永井一正(選考委員長)、青葉益輝、勝井三雄、佐藤晃一、佐藤 卓、仲條正義、松永 真、原 研哉
・ゲスト選考委員=片岸昭二、深澤直人
ノミネート作品(出品者50音順)
・住宅メーカーのデザイン思想のポスター「ミサワ デザイン2009 バウハウス」
(出品者:浅葉克己 cl:ミサワホーム)
・書店の企画展出品作品「GOURD & WORD 2」
(出品者:井上庸子 cl:カウブックス)
・プロダクトブランド「HOTEL BUTTERFLY」の商品
(出品者:植原亮輔/渡邉良重 cl:ディー・ブロス)
・音楽CD「花と水」
(出品者:上村 昌 cl:イーストワークスエンタテインメント)
・音楽ライブの告知ポスター「音楽の話をしよう。」
(出品者:後 智仁 cl:ブルーノートジャパン/東京メトロ)
・商店街「ROPPONGI」のCI
(出品者:葛西 薫 cl:六本木商店街振興組合)
・農家の商品ブランド「わけあり品」のシンボル・ロゴ
(出品者:鎌田順也 cl:片山農場)
・ベーカリー・バール「パンとエスプレッソと」のショッピングバッグ
(出品者:菊地敦己 cl:パティーナ)
・個展用作品ポスター「JUNK」
(出品者:木住野彰悟 cl:木住野彰悟)
・和菓子メーカーの企画展商品「とらや 鐶虎干菓子」
(出品者:木下勝弘 cl:虎屋)
・オーガニックコットン普及プロジェクト「DESIGN T-SHIRTS PROJECT」グラフィックツール(出品者:久能真理 cl:クルック/伊藤忠商事)
・現代美術イベントの会場サイン「福武ハウス2009」
(出品者:古平正義 cl:文化・芸術による福武地域振興財団)
・化粧品会社のポスター「SHISEIDO」(出品者:澁谷克彦 cl:資生堂)
・広告会社のポスター「広告」(出品者:鈴木克彦 cl:博報堂アーキテクト)
・カプセルホテルの展覧会空間構成「9h」(出品者:廣村正彰 org:キュービック)
・演劇の公演ポスター「山の手・女祭り・男祭り」
(出品者:福島 治 cl:劇団山の手事情社)
・化粧品会社の新聞広告「一瞬も 一生も 美しく」(出品者:山形季央 cl:資生堂)
記:亀倉雄策賞事務局[敬称略]