第8回「地球塾」再々延期のお知らせ[2020.3.27更新]
文化人類学者・竹村真一氏とJAGDAによる「地球塾」は、地球と人間に関する知識と思考枠組をアップデートする連続講座です。
*4月21日(火)の第8回「地球塾」は、新型コロナウイルスの影響により、再々延期することといたしました。9月以降に開催する予定です。日程が決まり次第、改めてご案内いたします。
日 時:未定
会 場:未定
テーマ:「遺伝子という窓」(予定)
内 容:
1)遺伝子の基本 〜21c人類の必須教養、生命のデザイン原理
2)生命観のデジタル化 〜遺伝子診断、再生医学、デザイナーベビー
3)合成生物学、ゲノム編集技術の光と陰
~「マラリア蚊根絶」など地球生態系と人類にとって最大のチャンスとリスク
4)地球(宇宙)の公共財としての生物多様性
あなたの遺伝子は誰のもの? ~「預かりもの」としての遺伝子
5)地球人のコモンセンスとしての「ゲノムリテラシー」
〜地球生態系と人類文明のレジリエンスの担保
(小中学生でもゲノム編集ができる時代の自由と責任)
講 師:竹村真一氏(文化人類学者/京都造形芸術大学教授)
定 員:100名(要申込)
参加費:JAGDA会員・フレンドメンバー・学生 1,000円、一般 2,000円
申込方法:Peatixサイトから参加申込の受付を予定しています。
「地球塾」開催趣旨
21世紀の社会を、20世紀の常識でデザインして良いのか?ーーこの問いかけが本講座の基本にあります。地球・生命・人類・経済・宗教など、この星と人間に関する知識と思考枠組(世界をみる「前提」)をアップデートしてみたいと思うのです。
その前提には、クリエイターは知の結節nodeであるという思いがあります。地球環境問題やゲノム編集、シンギュラリティなど未来デザインに関わるセンシティブな課題を引受け、社会的に共有してゆく仕事は、どの専門家でも出来ない。クリエイティブに関わる職能の社会的重要性を再認識いただきたい。
これはシンギュラリティ後、「人間の無用化・家畜化」に抗する知性、AIに代替されない創造性の基盤を構築してゆく助走でもあります。(竹村真一)
全10回のテーマ・日時・会場
第1回:「地球」という星の来し方、行く末 *終了しました
2019年7月25日(木)19:00-21:00
インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京ミッドタウン・デザインハブ内)
第2回:自然資本革命〜まだ語られていない「産業革命4.0/5.0」 *終了しました
2019年8月20日(火)19:00-21:00
東京ミッドタウン・カンファレンスRoom3+4
第3回:「人間」(われわれ)はなぜこうなのか?—Whyの人類学 *終了しました
2019年9月26日(木)19:00-21:00
インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京ミッドタウン・デザインハブ内)
第4回:未開のことば(心のOS革命:その1) *終了しました
2019年10月24日(木)19:00-21:00
インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京ミッドタウン・デザインハブ内)
第5回:アートの原風景 *終了しました
2019年11月20日(水)19:00-21:00
インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京ミッドタウン・デザインハブ内)
第6回:「お金」の未来 *終了しました *テーマを変更して開催しました
2019年12月18日(水)19:00-21:00
インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京ミッドタウン・デザインハブ内)
第7回:戦争と平和〜「暴力」の人類学(心のOS革命:その2)*終了しました
2020年1月22日(水)19:00-21:00
インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京ミッドタウン・デザインハブ内)
第8回:遺伝子という窓(予定) *開催日を再々延期します(調整中)
第9回:「神」と宗教(予定)
第10回:「日本」JAPANというOS(予定)
講師プロフィール
竹村真一 Takemura Shinichi
京都造形芸術大学教授、Earth Literacy Program代表。人類学の視点から地球環境問題に独自なアプローチを行う。「触れる地球」(05年グッドデザイン賞・金賞、13年キッズデザイン内閣総理大臣賞)や「100万人のキャンドルナイト」などを企画・プロデュース。国連アドバイザー(「国連防災白書」のコンセプトデザイン)、「食の万博」ミラノ博・日本館展示監修。J-waveナビゲーターも務める。著書に『地球の目線』(PHP新書)、『宇宙樹』(慶応大学出版会)、『地球を聴く』(坂本龍一氏との対談:日経新聞社)など。『宇宙樹』は高校の国語の教科書にも採録。