グラフィックデザインの挑戦と試みの中で培われてきたJAGDAの歴史は、可能性を広げ、未来へと続いていきます。
1978年4月、JAGDAは705名の会員とともに発足しました。会員数はその年のうちに1,000名を突破し、1984年には公益法人になり、名実ともに日本を代表するグラフィックデザイナーの協会となりました。
しかし、JAGDAの歴史のすべてが順風満帆だったわけではありません。景気の動向や時代の波を受けながら、その時々の社会のニーズに適応し、最先端の感性を発信する団体として成長してきたのです。
そして21世紀、より高度なデザインが求められる時代へ向けて、JAGDAは“グラフィックデザイン”という言葉の領域を広げながら、力強く新しい歴史を刻んでいきます。
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1978
日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)設立総会(任意団体設立/8月26日/会員705名)
会長に亀倉雄策が就任(〜1994年6月) -
1979
JAGDAマーク(Gマーク)制定[デザイン:岸本一夫]
日本デザイン団体協議会に加盟
文芸美術国民健康保険組合に加盟 -
1980
JAGDA常設委員会、全国地区地域の組織化
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1981
『年鑑日本のグラフィックデザイン』(現『Graphic Design in Japan』六耀社)創刊
国際グラフィックデザイン団体協議会(Icograda/現「国際デザイン協議会」ICoD)に正式加盟 -
1982
「JAGDAコンピュータシンポジウム」スタート
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1983
「JAGDA新人賞」創設
「JAGDAポスター展」スタート
『JAGDA制作料金基準』手帳、見積書、契約書発行
「ヒロシマ・アピールズ」ポスタースタート(~1989/2005~現在) -
1984
社団法人 日本グラフィックデザイナー協会設立総会(法人団体設立/4月2日)
「JAGDA ONE DAY SCHOOL」スタート -
1986
文化庁「国民文化祭」ポスター委託制作および同ポスター展スタート(〜1999)
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1988
日本美術著作権連合に加盟
勝見勝賞を5団体(JAGDA、日本デザイン学会、日本デザインコミッティー、東京ADC、日本インダストリアルデザイナー協会)で創設 -
1989
「汎太平洋デザイン会議」開催
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1991
日本複写権センター(現「日本複製権センター」)に加盟
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1993
JAGDA教科書『VISUAL DESIGN』発行(〜1997/全5巻/六耀社)
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1994
永井一正が会長に就任(6月〜2000年6月)
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1997
文化庁新進芸術家海外派遣制度(現「新進芸術家海外研修制度」)の推薦団体に(〜2013年)
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1999
「亀倉雄策賞」創設、JAGDAに運営が委託される
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2000
福田繁雄が会長に就任(6月〜2009年1月)
国際交流基金「ポスターに見る日本展」に協力 -
2002
『グラフィックデザイナーの著作権Q&A』発行
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2003
「世界グラフィックデザイン会議・名古屋」および「世界グラフィックデザイン・フェア2003」開催
「JAGDAフレンド制度」導入 -
2005
ウェブ版会員作品集「Who’s who」スタート
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2006
『VISUALOGUE: the Book』発行(宣伝会議)
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2007
「東京ミッドタウン・デザインハブ」の開設に参加
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2009
勝井三雄が会長に就任(2月〜2012年6月)
「JAGDA賞」創設 -
2010
JAGDAヴィジョン策定
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2012
浅葉克己が会長に就任(6月〜2018年6月)
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2013
公益社団法人に移行
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2015
「JAGDA学生グランプリ」創設
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2018
佐藤 卓が会長に就任(6月〜2024年6月)
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2021
名称を「公益社団法人日本グラフィックデザイン協会」に変更
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2024
永井一史が会長に就任(6月〜在任中)